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USB2BT plusとRealforce R2の組み合わせについて

 私のもとでテレワークが始まってはや2ヶ月。デスクに椅子に液晶に色々とテレワークを充実させるべくデバイス投資をしてきたが、実はキーボードだけは投資をせず私用と仕事用の2台をデスクに並べていた。(ちなみに本当はデスクも椅子もレビューがしたいのだが……。)
 しかしまぁキーボード2台を机上に置くというのは嵩張って仕方がない。KVMなりマルチペアリングができる騎手を使うなりして1台にしたくて仕方がなかった。今現在Realforceの第二世代モデルを使用しているのだが、Realforceは昔から有線モデルしかなく(パッと思いつく方法では)KVMでしか1台にまとめることはできない。HHKBは昨年末にBTと有線のハイブリッドモデルが出たのになぁ…と羨ましがっても仕方がない(めっちゃ羨ましい)。でも実用上ファンクションキーを多用しかつWindowsキー絡みのショートカットも愛用している自分にとってはHHKBよりRealforceのほうが勝手が良いのでどうしようかなぁと思っていた矢先にタイトルの商品を発見したのだ。

 USB2BT+はそーたメイ氏が開発されたいわゆるガジェットで、USB接続のHIDデバイスをBluetooth化してくれるというものだ。もちろん単純なHIDの無線化はもとより、親指シフトなど変則キーマップへの変換も行ってくれるなど多機能なもの。更にはUSBハブを噛ませてマウスとキーボードの同時利用もできるなどなかなか凝った作りである。
 なお、今回は単純なキーボードの無線化のために導入してみた。流通自体はビットワンが行っているため、購入元は某大型電気店の通販サイトである。

接続方法
商品HPより概要図

 今回はUSB2BTplus(以下USB2BT+)とREALFORCE SA R2SA-JP3-BK(以下特記無き場合Realforceと表記するものはこのモデルを指す)の組み合わせについて使ってみて実際に動作確認よりちょっと詳しいことに触れてみようと思う。

デバイス外観チェック

 デバイスの外観写真はどこでも手に入るが、実際に手にとってみると簡単にフェイスカバーが外れそうなので、配線前にプラスドライバーで外してみた。

USB2BT+_Chip
USB2BT+_Chip

 チップ構成的には2機のPIC32MMESPRESSIFのESP32というBluetoothレシーバーを含むSoC。昔PIC16F877でちょっとロボコンのお遊びみたいなことをしていた身としてはなんだかとってもノスタルジーを感じる。
 おそらくBluetooth関係はESP32で、キー入力のブリッジやデバイスの切り替えとかはPIC側がやってるのかな?いやでもUSB2BT+はUSBハブ繋げてマウスとキーボードの2デバイスをぶら下げることもできるらしいし…それはSoC側がやってそうな…うーん。勉強不足。

 なお、USB-A側は白、つまり(仕様通りの実装なら)USBのバージョンは2.0か1.1ということになる。micro-B側は特筆すべき事項はなさそうだ。

下調べと答え合わせ

 さて、実際に買う前に下調べをして入手していた情報は下記の通りだ。

  1. USBパススルーができると開発者HPと代理店HPに記載があるがどういう仕様なのか不明
    • 接続ごとパススルーしてくれるのか、Bluetoothの代わりにUSB micro-B側でも入力を渡しますよという話のどちらかだろうか
  2. USB2BT+のUSB-A側(デバイスのイン側)はUSB1.0らしい
  3. Realforceの初代モデルではとりあえず動いているらしい

 実際に最も気になっているのは1.だ。RealforceはAPC対応モデルを使っているので、キーボードの設定を変更するために専用アプリを立ち上げて設定を変更する。その関係もあってできればパススルー接続でいてほしいのだ。(設定をちょこまか変えたいのではなく、何かの拍子にキーボードにあるAPC切り替えボタンを誤って触ってしまうとアプリ上で細かく設定した設定がすべて塗りつぶされてしまうのだ)
 そしてこのことについて結果から言うと、狭義でのパススルー接続はできない。Realforceのアプリケーションを立ち上げても未検出となり、もちろんWindowsのデバイスマネージャからもCOMポートとHIDデバイスとのみ認識される。つまりパススルー接続というのはUSB2BT+が受けた入力をUSB-microBを通して出力しているだけということだった。致命的ではないが残念だ。
 次に2.だが、これは杞憂だった。動作レスポンスについて気になるところはない。ちなみにRealforce R2はパッケージの裏にこっそり「ポーリングレートは1000Hz」と書いてあるのだが、USB1.1(と思われる)のUSB2BT+でもUSB3.1Gen2のポートに直差ししても何も違和感はない。俺はプロゲーマーになれない。
 ちなみに、気になるほどではないがデバイス間の切り替え(当方の環境ではDEV1に
microUSB経由でデスクトップPC、DEV2にWindows10のノートPCをBT経由で登録している)でかかる時間はだいたい5秒~10秒ぐらいである。即時切り替えという感じではない。
 3.だが、Realforce R2でも全く問題なく動作している。右上のミュート/音量ダウン/音量アップボタンも動作する。

 最後に気になるのは耐久性だが、一日点けっぱなしにしてみた感じは多少熱を持つなという印象。どのくらい壊れないのかだけ気になるが……。同じ国の人が開発されて海外でも売られているこの商品(シリーズ)。なんだか電子工作の世界にしては夢のある話で少し勇気をもらった。

 

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