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ユーレイルパスのいろいろ

今回、ヨーロッパ周遊旅行を予定しているが、ユーレイルパスについて調べたことについて、備忘録を用意する。

ユーレイルパスとは

ユーロ圏で加盟しているうち28カ国をフリーで回れる周遊きっぷ。連続日で使用するものと、2ヶ月の間に規定日数利用できるものが主なもの。

eurail.com

どこが公式なのか知らないので、ひとまず上記サイトをリンク。

円建てになおした時最も安く、かつキャンペーンなどを積極的に行っている。また後述することになるが、トラブル時にも日本語で問い合わせができたということで、実際に購入したという比較対象はないものの、個人的にこのサイトからユーレイルパスを買って良かったと結果的に言えるだろう。

 

ユーレイルパスはそこまで安くない?

識者、旅行慣れしている人からすれば実はユーレイルパスはそんなに安くない、という意見をたくさん見かける。

とはいえ、今回の海外旅行の旅程ではオーストリア・ウィーンからミュンヘンへ行ったり、ミュンヘンからパリへ行ったりする予定があるので、ひとまず買ってみた。それなりに移動するはずだ……。

20%の割引キャンペーンかつ多人数同行のセーバー・パスであったので、€400/人ぐらい。2014年末のレートでは5万円強という基本料金だった。とはいえ、このユーレイルパスの基本料金にはTGVやユーロスターの利用料金は含まれないから、高くつく……というのが大方の旅慣れしている方の意見のようだ。

実際の経路がまだ(1月28日現在)決まってないので、なんとも言えないが、決まったらどの程度の効果があったかは試算してみたい。

ところで、今回はトラブルとして三人で行くはずだった旅行の一人が事情で欠席になってしまったため、そのパスの交換をお願いしている。これが現在進行形なので、終わったらこの記事をアップデートしようと思う。

キャンセル・変更の対応について

この旅行に行く前に友人が行けなくなったため、まず使うよりも早くこの項目について述べておこう。

さて、キャンセルについであるが、まずは公式サイトの対応を参照されたい。

払戻しおよび交換に関する規定

要約すると、「キャンセル」は、「使用日前」であれば「85%」の金額が返ってくるとのことである。

一方、上記の通り私が使う際には同行人数減という事由のため、キャンセルではなく人数変更ができないか……ということで、上記ページを読み進めてみると、

有効化したパスの有効期間の初日以前に、ユーレイル セーバーパスの 1 名または複数の方がパスを利用しないことになった場合は、鉄道職員による処理を受ける必要があります。鉄道職員は、コントロールバウチャーで、パスを利用しない方のお名前に線を引き、お名前の後ろに「NOT USED(未使用)」と記します。また、署名し、オフィスの日付印を押します。

払戻しおよび交換に関する規定 | Eurail.com (2016年12月19日閲覧)

という欄がある。

この項目、「減員があるときは使うときにちゃんと申し出てね」と書いてあるだけで、一切金額についての言及がない。つーかここ読んでなかったらちゃんとわからないままとりあえず使っていたような気さえする。

しょうがないので、返金してくれないかなと一抹の期待(誤用)もあるし、問い合わせてみました。

結論から言うと、印刷されてもとにあるユーレイルパスについて変更が必要な場合、パスをEurail社まで返却し、変更する手続きが必要だとのこと。

一旦返却さえすれば、上記のページ内「払戻しおよび交換の条件」に記載の下記の条件で変更が可能とのこと。

7.6 別のパスへの交換をご希望の場合、または誤って重複して注文された場合、通常の 85% の払戻しの代わりに、パス 1 枚につき € 15 またはお住まいの国の通貨における € 15 相当額の手数料を 100% の払戻し額から差し引いた額を返金いたします。

払戻しおよび交換に関する規定 | Eurail.com (2016年12月19日閲覧)

今回の私がした旅行では時間的余裕がなく(ユーロまでチケットを郵送往復する時間が足りていなかった)、交換することは諦め上記の通りコントロールバウチャーに直接記入するキャンセルを実施することとなったが、このあたりは先に知っておいたら必ず行動に移していたと思う。なんだかんだ高いしね。

 

高速鉄道・夜行列車のパスホルダー料金

さて、ユーレイルパスは区域内フリーパスのような体で売られているが、実際はTGVやユーロスターは「割引」されるだけで別途予約・料金の支払いを行わなければならない。これについてはまあ買う前々から周知してくれているし、錯誤とかの点で言えば何も問題はないと思う。

本節では出発約1ヶ月の今、実際に追加料金を取られる路線について費用であったりの調べ物の備忘録である。

ユーロスター

ユーロスターはロンドン-パリおよびブリュッセルに路線を持ついわゆる越境列車である。多分。

まず、最初に「ユーレイルパス持ってるんだからユーレイルパスを利用して割引を受けよう」という魂胆で、先述したユーレイルパス購入に使ったeurail.comで調べてみる。

eurail.com内のユーロスターについての説明

eurail.com - eurostar

?! ……つまり、「うちじゃなくって公式サイトで勝手に買ってね」ってことらしい。適当だ。

それにしても、€89ってほんとにパスホルダー料金?って思ってしまう。円換算しちゃうと東京-名古屋の東海道新幹線と同じぐらいの値段取られるのか……と正直思った。確認しないでユーレイルパスを買ったんですけどね。はい。

しょうがないので、ユーロスター公式サイトを見ることにする。

パスホルダー料金をどっから探すのか分からないので、とりあえず正規料金を知ろうと適当に入力。すると、日付及び時間によってかなりの上下が起きていることがわかる。ヨーロッパらしいなあと実感したり。

それで、更にその値段の上下の幅もかなり不思議。平日の始発は朝6時前ぐらいで、€50以下!パスホルダー料金とは何なのかと思わざるを得ない。。。逆に、ウィークエンドのゴールデンタイムになると、€100以上することもザラ。

そこで、海外よく行く帰国子女の友人に「どうすれば安く行けるんよ?」って聞いたところ、「フランクフルトから飛行機」という身も蓋もない返事。でもなるほど飛行機か、と思ったのだ。一考する価値はあるかもしれない。

TGV

こっちは日本でもそれなりの知名度を誇っている気がする、フランスの高速鉄道。

こちらも同じように、まずはブッキングについてeurail.comから参照する。

eurail.com内のTGVについての説明を読むと、国内線なら常識的な額。こちらにはホッとした。

特に問題がなければこの額で、eurail.comを通しての予約で構わないという気がする。

CNL

City Night Lineの略で、ドイツ国内と近隣諸国を運行する夜行列車。

これも要予約(そりゃそうだ)なので、現時点で取らなければいけない。

取るルートとしてはミュンヘン-パリ間の予定で、これが約€100。これに関しては夜行って点も含めて妥当かな?と直感的に思う。

 

これからすべきこと

まず、ユーロスターを安く乗るにはどうするか、を考える。飛行機も一考しつつ。

その他の列車についても、全部手動で取っていいのかもしれない。実際にプランを立ててみると、移動の予定がそこまで詰まっているわけではないことがわかったのだ。

本当にユーレイルパスが安上がりなのかはもしかしたら試算する必要があると思われる。

 

本稿未完(2016/12/19)

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